PCからモバイルへの過渡期、WEBサービスはどう変化させたらいいのか?

2014年3月時点の消費動向調査で大和総研が独自の観点から修正し公開した「スマホや携帯の普及率」

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このグラフからすると20代から40代では過半数以上がスマホユーザーである事が分かる。
また、50代以降はまだまだガラケーが大半を占めている。
近年、スマホやタブレットの技術革新が進み、それに伴いインターネットサービスやモバイルアプリが目まぐるしいく進化を遂げている。
スマホが高機能になればなる程、年配の方々はハードルが高くなり情報格差の懸念が益々強まってくるのではないだろうか。
スマホが普及すれば当然だが、スマホを使ってインターネットに接続する時間も多くなってくる。
下のグラフは「仕事以外でWEBをする際に使用するデバイスは」の質問に対してスマホと回答した人がPCと回答した人より上回り58.6%に達した。
また、一ヶ月にインターネットに接続するデバイス毎の時間は、モバイル上で月平均34時間、デスクトップは27時間となりユーザーの多くはモバイルに移っている事が分かる。

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スマホはPCに匹敵する程のハイスペックコンピューターが超小型化し持ち運べる様になり今までにない全く新しい価値を手に入れる事が出来た。

例えば、GPSの位置情報を利用する事で、今いる場所から一番近いバーやホテルの予約ができたり、現在地から目的地までの最短ルートを検索しナビゲートまでしてくれる。
また、スマホは常に持ち歩くものとして万歩計などのアプリも進化してきている。
ジャイロセンサーを使って正確な歩数はもとより、月別、週別、日別、時間別でグラフ化したり、消費カロリーを計算したり東海道五十三次の日本橋からスタートして今どこにいるなど楽しみながら健康管理のサポートまでしてくれる。

これらの多くは、スマホのならではの特性を上手く活かしアプリというモバイルPC特有のソフトウェアで展開されている。

今までwebブラウザー上では実現できなかったサービスがアプリでは可能となる。
ユーザーはこのアプリを使うためにスマホに乗り換えているといっても過言ではない。

スマホユーザーはいくつかのお気に入りアプリをダウンロードしてスマホのデスクトップに並べており特殊な検索や特定のホームページを確認する時以外は、殆どアプリ内を行き来しているという。

物やサービスを検索する場合、googleなどの大手検索エンジンを使うより、それらに特化した専用アプリで検索した方が、より簡単に目的の情報が得られる。
例えば急遽外出先でホテルを探す場合、「楽天トラベル」や「じゃらん」などの専用アプリで探す方がgoogleの膨大な情報の山から目当てサイトを探すより早く辿り着く。
更にそのアプリ内でホテルの予約や現在地からナビゲーションまでしてくれるので非常に便利。
また、タップ一つで通話ができるのでいちいち電話番号をプッシュする必要がない。

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特にローカルビジネスを探すのに専用アプリは大変重宝されユーザーの動向は検索エンジンからアプリへ移行が起っている。

下のグラフは、モバイル広告の売上シェアの推移表である。

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Googleのモバイル広告の売上シェアは2012年から2014年までで17%も減少した。
年前にこの大手検索エンジンは22億4000万ドルの検索市場の82.8%を保有していた。
今年の合衆国のモバイル広告市場は177億3000万ドルという巨額で、そのうちのモバイル検索広告はその約半分の90億2000万ドルだったが、Googleのマーケットシェアは65.7%に落ちた。

逆にyelp(※)などの新興企業のサービスがまだまだ微々たる数ではあるが数字を伸ばしてきている。
とはいえ確実にgoogleやyahooなどの大手検索エンジンからパイを奪ってきているのは明白だ。

近年、モバイルファーストという言葉をよく耳にする。
これはPCサイトより、モバイルサイトを充実させる事にウエイトを置くという考えだがそのモバイルの中でもアプリファーストという考え方も近々出てくるのではないだろうか。

 

今回のユーザー動向調査で分かった事は、

・インターネットの接続がPCからモバイルに移り変わってきている。

・スマホユーザーはアプリから外に出ない傾向がある。

・物やサービスを探すのに検索エンジンからアプリへ移行が起っている。

この情報化社会、多く氾濫した物やサービスは当然ながら淘汰される時代です。
ユーザー動向をいち早く察知し時代に順応したビジネスモデルに素早く変化させる事が時代を生き抜く為に最も必要とされる事です。
また冒頭でも述べた情報格差を軽減するため、もっと分かりやすい便利なサービスを提供する事も必要な時代ではないだろうか。

http://www.yelp.co.jp
※2014年4月9日、米口コミ情報サイト「Yelp」がいよいよ日本でサービスを開始し
注目を集めている。
googleプレイスと食べログを合わせ持った様なサービス。
特長は、独自のアルゴリズムにより「やらせレビュー」などのスパム行為が難しく、より信憑性のある口コミが得られる。
専用アプリで自分の位置情報から近くのローカルビジネスが検索できるので人気が高い。

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松岡 未知

松岡 未知

インターネットの普及に伴い私達の生活は便利になり、ビジネスにおいても以前と比べものにならないくらい効率化が進みました。 またここ最近、ソーシャル・ネットワーキング・サービスは爆発的に普及し、遠からず近からず人と人の繋がりが生まれ、日々コミュニケーションが交わされており、もはや私達の生活になくてはならないツールの一つとなりました。 しかし、一人一台のコンピューター(モバイルを含む)を所有している私達にとって、いつでもどこでも世界中の人々と繋がり、平等に発言する事が可能となった反面、リアルな人間関係が希薄化してきていることも事実です。 その様な中で、バーチャルの世界では自己の考えを主張できてもリアルの世界では引っ込み思案になる若者が増えてきている事が懸念されています。 私達は、IT事業者として最先端の仕事に従事しておりますが、リアルとバーチャルのバランスを大切にしています。 技術やサービスを提供する前に、一人の人間としてお客様に接し、信頼関係を構築する事が初めの一歩と考えております。 こういう時代だからこそ、お客様と顔と顔を付き合わせて心の通じ合うお仕事がしたいと強く願っています。

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