WEBサイトに顔写真掲載、圧倒的な効果の違い!

私は約10年間、WEB制作の業務委託のお仕事に従事しております。

クライアントのビジネスへの熱い情熱をお聞きして、
いよいよサイト制作に取り掛かろうとする時、
私は必ず「顔写真付きでメッセージを掲載しましょう」と提案してきた。

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しかし、メッセージはともかく顔写真掲載に2の足を踏む経営者が
圧倒的に多いことに疑問を感じておりました。

都心より地方に行くにつれその傾向は顕著に現れます。
自分のビジネスや発言に自信がないのかなと疑ってしまいますね。

「容姿にあまり自信がない」や
「顔写真掲載により何か得体のしれない危険性を感じる」という
意見が多く聞かれます。

これは、日本特有の考え方なのでしょうか。
実際にfacebookも実名登録や顔写真掲載が
ハードルになっていると聞きます。

こう言った考えをお持ちのクライアントは、
成果に影響してきますよと言っても、説得が難しいのが現状です。

それは、「成果に影響」といっても実例をお見せする事が出来なかったので、
内心、「さほど影響しないのでは」と思われているからに違いがありません。

日本でもトップレベルの成績をあげているファンドマネージャーの藤野英人さんが、
「株価に影響するもの」とは?について
糸井重里の「ほぼ日刊イトイ新聞」で講義をした内容が
非常に興味深いのでご紹介します。

この講義の議題は、
「社員の顔が見える会社と見えない会社、どちらに投資をしたいですか?」
という内容で株主目線での解説でしたが、

藤野氏は
「自社のウェブサイトに社長の写真が載っていない会社は要注意」
と言っています。

たとえば、こちらのゴールドマン・サックスという証券会社の
役員のページをご覧ください。

http://www.goldmansachs.com/who-we-are/leadership/board-of-directors/index.html

役員の役職と名前だけがただ並んでいるのと、
このようにちゃんと顔が見えるのとでは、
どちらがいいかは一目瞭然ですよね。

経営者の多くは、
「わたしたちの会社は社員を大切にしています。」を謳っているにも関わらず、
アニュアルレポートには一人も社員は映っていなく、
自社製品が大きく取り扱われているというのが現状です。

社員より製品を大切にしている事がうかがえる内容ですね。

また、メッセージも
「当社は~」とか「弊社は~」を使うより
「私」「私たち」を使う方が、より発言に責任感を感じます。
前者はメッセンジャーがいざと言うときの逃げ道を確保しているようにも
思えます。
藤野氏は
日本の時価総額上位200位の会社のウェブサイトに
社長と役員の顔写真の有無と株価の変動を調査しています。

社長と役員の顔写真がどちらも載っている会社は49社で、
両方とも載っていない会社は7社でした。
残りの144社は、社長の写真だけという会社です。
そして、リーマンショック以降の株価のグラフは、
20140520-00010000-hobon-003-3-view
社長と役員の写真が載っている会社の株価は
リーマンショック後、66%のプラス。

社長だけの写真が載っている会社は、30%のプラス。
その差36ポイントで誤差とは言い逃れができません。

また、同じように「私」「私たち」を使っているサイトも調査しグラフにまとめています。
20140520-00010000-hobon-004-3-view
結果は歴然ですね。 上記2つのグラフをまとめると、
20140520-00010000-hobon-005-3-view
もう、圧倒的です。
これらの調査で分かる事は、何も株式投資のお話だけでは無い。
サイトを使って物やサービスを提供する。
または、ブランディング構築にサイトを持っている企業にとって、
先ずは信用を得なければ次のステージはありません。

そのファーストステップに顔写真掲載が大きく影響しているのでは ないでしょうか。

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松岡 未知

松岡 未知

インターネットの普及に伴い私達の生活は便利になり、ビジネスにおいても以前と比べものにならないくらい効率化が進みました。 またここ最近、ソーシャル・ネットワーキング・サービスは爆発的に普及し、遠からず近からず人と人の繋がりが生まれ、日々コミュニケーションが交わされており、もはや私達の生活になくてはならないツールの一つとなりました。 しかし、一人一台のコンピューター(モバイルを含む)を所有している私達にとって、いつでもどこでも世界中の人々と繋がり、平等に発言する事が可能となった反面、リアルな人間関係が希薄化してきていることも事実です。 その様な中で、バーチャルの世界では自己の考えを主張できてもリアルの世界では引っ込み思案になる若者が増えてきている事が懸念されています。 私達は、IT事業者として最先端の仕事に従事しておりますが、リアルとバーチャルのバランスを大切にしています。 技術やサービスを提供する前に、一人の人間としてお客様に接し、信頼関係を構築する事が初めの一歩と考えております。 こういう時代だからこそ、お客様と顔と顔を付き合わせて心の通じ合うお仕事がしたいと強く願っています。

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