2013年6月、「設定ミスがあるスマホサイトの順位を下げる。」と
googleは公表しアルゴリズムに変更を加えました。
これはスマホで検索した場合に限りの事で、
PCで検索した場合は影響しないとしている。
総務省の平成24年通信利用動向調査の結果によると、
「日本のスマホの普及率が49.5%(対前年比20.2ポイント増)」となった。
もう無視できない数字に差し掛かっている。
BtoC、BtoB問わず情報閲覧者がスマホに移行している事実がある以上、
WEBサイトをスマホ最適化に躊躇している暇はないのではないだろうか。
ここで注意しなくてはならないのは、冒頭でも述べた
「設定ミスがあるスマホサイトの順位を下げる。」という問題だ。
これは具体的にどういう事か。
公式アナウンスによると
1.間違ったリダイレクト
2.スマホでのみエラーが発生する。
3.ページの表示速度が遅いスマホサイト
上記のスマホ向けサイトを対象にしたランキングアルゴリズム変更を加えたとしている。
「間違ったリダイレクト」とは
検索結果に表示されたページは必ずしもTOPページとは限りません。
たとえば、検索結果にプロダクトページが表示されたにも関わらず
リダイレクト設定のミスでスマホのTOPページへ飛ばしてしまった場合、
ユーザーは困惑してしまう。
つまり、googleの性能に不満を持ちかねないという事になる。
「スマホでのみエラーが発生する」とは
PCサイトでは存在するページなのにスマホから閲覧した場合
404エラー(ページがありません)を返すサイト。
以前はかなりの確率でこのようなページが存在していたが、
googleはこれらのページは上位に表示すべきでないと判断している。
また、PCでしか再生できない動画やFlash動画も同じだ。
「ページの表示速度が遅いスマホサイト」とは
ページの表示速度が遅いサイトもアルゴリズム変更の影響を受けえる。
WEBサイトをスマホ最適化にしていないサイトにありがちだが、
スマホはPCに比べ、通信速度がかなり低下してしまう。
これによってPCサイトの重たいページを表示させられては
ユーザーのストレスは計り知れません。
googleの品質維持の為にに重たいページを上位に表示すべきでないと判断している。
これらのアルゴリズム変更は、全てユーザー目線で考えられている。
つまりユーザーにストレスを与えない検索結果を返す事で、
googleは品質維持に努めユーザー離れを軽減させる必要があるからだ。
ここで誤解してはいけないのはgoogleに好かれる為ではなく
あくまでもユーザー目線で考えなくてはならないという事になる。
当然だがターゲットは閲覧するユーザーであるから、
如何にストレスなく閲覧できるかを念頭に置くべきでしょう。
誤った認識でユーザーを置いてきぼりにしては本末転倒だから。
それが、結果的にgoogleにも好かれる事になるのだろう。
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PCサイトをスマホで閲覧する時、ピンチイン(拡大)して
文章を読むが、左右にスクロールして読み進めなければならない。
これはこれで非常に面倒なサイトだが、safariをはじめとする、
ブラウザの多くは右にスクロールすると一つ前にページへ戻る機能が
搭載されている。
ページを読み進めていく中で、何度も戻ってしまい途中で断念して
離脱することは何度も経験している。
スマホ最適化することで約12%の離脱率が改善されるとは
これらの細かな配慮が少なからず影響していると思う。