ラーメンオヤジのアッパレ!ハロー効果

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先日、某行列の出来るラーメン屋さんで、昼食をとった時の話。
少し行列していたが、 「さぞ旨いんだろう」と期待しつつ店に入った。

店内は熱気で少しむせるくらい暑かった。 … コップの水を一気に飲んだ私は、おかわりを貰おうと給水機に向い そこに張り紙があったので、何気なく目をやった。

「この水は、富士の雪解け水をミネラルたっぷり含んだ岩石によって、数百年もの歳月をかけ、ゆっくりゆっくりろ過された天然水です。
当店の麺とスープは富士の天然水をたっぷり使用しております。」

これを読んだ私は、ニ杯目の水も全部飲み干した。

すると、一杯目は全く気付かなかったが、二杯目は凄く口当たりが良く、まるでスポンジに水が染み込むように、私の喉の奥に溶け込んでいった。

「旨い!」

思わず心の中で絶賛した。
当然出されたラーメンも最後の一滴までスープを飲み干し大満足で店を出た。

 

待てよ。 良く考えると、何故一杯目の水は旨く感じなかったのだろう。

これは心理学用語で「ハロー効果」と呼ぶらしい。

ハロー効果とは、ある対象を評価をする時に、特徴的な一面に影響を受けて、他の特徴についての印象、評価が歪められる現象のこと。

あのスティーブ・ジョブスはこの「ハロー効果」を上手く活用して アップル社のブランディングしをしていたと言う。

考えてみると、無味無臭の水を「旨い!」と絶賛するほど、 そんなに旨くないはず。

店のオヤジはこの事を知っていて、わざわざセルフサービスの給水機に張り紙をしたのだろうか?
そして行列を作るところまで目算していたとでも言うのだろうか?

いずれにしてもアッパレなマーケティングだ。

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松岡 未知

松岡 未知

インターネットの普及に伴い私達の生活は便利になり、ビジネスにおいても以前と比べものにならないくらい効率化が進みました。 またここ最近、ソーシャル・ネットワーキング・サービスは爆発的に普及し、遠からず近からず人と人の繋がりが生まれ、日々コミュニケーションが交わされており、もはや私達の生活になくてはならないツールの一つとなりました。 しかし、一人一台のコンピューター(モバイルを含む)を所有している私達にとって、いつでもどこでも世界中の人々と繋がり、平等に発言する事が可能となった反面、リアルな人間関係が希薄化してきていることも事実です。 その様な中で、バーチャルの世界では自己の考えを主張できてもリアルの世界では引っ込み思案になる若者が増えてきている事が懸念されています。 私達は、IT事業者として最先端の仕事に従事しておりますが、リアルとバーチャルのバランスを大切にしています。 技術やサービスを提供する前に、一人の人間としてお客様に接し、信頼関係を構築する事が初めの一歩と考えております。 こういう時代だからこそ、お客様と顔と顔を付き合わせて心の通じ合うお仕事がしたいと強く願っています。

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